西武台千葉高等学校 3年の小林大河と、同じく西武台千葉高等学校 1年で弟の小林翔音が初日を3アンダー69の同スコアでまわり兄弟そろい踏みの2位タイ発進となった。
先週からティーショットの調子が悪いという兄・大河は、今日もティーショットの調子がイマイチ上がらない。対する弟・翔音もティーショットの精度が悪く、セカンドショット以降のマネジメントが上手くいかなかったと肩を落とした。
ただ悪い部分ばかりではない、2人して「今日はパターが入ってくれた」と口を揃えた。
「フェアウェイにいけばバーディが獲れていましたし、パーパットも長い距離が結構入ってくれた」と大河が言えば、「集中力を切らさ
ずに一打一打集中してパットを打ち切ることが出来た」と翔音。
また、大河にとって日本ジュニアゴルフ選手権は特別なタイトルだという。「高校生でいる間でしか獲れないタイトルだから、3回しかチャンスがない」。昨年は中止となってしまった彼にとって今回が最後のチャンスとなる。
普段ジュニアの試合で慣れ親しんだ霞ヶ関カンツリー倶楽部が会場となった東京五輪をテレビで観戦した際、コースセッティングが、2年前自分たちがプレーしていた時と全く違うことに驚いた。
「スコアが全然違う、難しいんだろうなと思いながら観ていました」と大河は語る。ただ、目標はあの舞台に立つこと。そのためにまずはJGAタイトルを1つ獲りたいという気持ちが自身を奮い立たせる。
「ティーショットの調子を戻していけばスコアを伸ばしていけると思う」と明日以降に向けて修正が課題だと話す大河に対し、翔音は「しっかり打つことを意識してプレーしたい」と継続性を重視。2人とも明日に向けて前向きなのは、やはり一緒なのだ。
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