「日本女子アマは逆転されて2位に終わったので、日本ジュニアでは優勝したいです」
手塚は、心の内をさらけ出した。「現状としては、ショットは50点。パットは100点というところです。日本女子アマのときもそうだったんですけど、7、8、9番アイアンで120ヤードから140ヤードを打つショットの精度を高める練習を重点的に続けてきました。第2打で手にすることが多いクラブと距離なので、私の場合は、そこが生命線になると思っています。あとは、作ったチャンスを決めきれるかどうかです」
残念ながら、ショットは完ぺきな状態ではなく「スイングにちょっと違和感があります。どこを、どう意識して動かせば違和感なく振れ
て打てるようになるのか。その問題は、ずっと抱えたままで試行錯誤を繰り返しています。合わないカギでトビラ明け作業をしているような感じで、それだけはすっきりしないままのゴルフが続いています」
本大会前にはNEC軽井沢72ゴルフトーナメントに出場した。結果はベストアマにはなれたが、やっぱり違和感を抱いたままだったという。第1日、薄日が射しは始めたコースに残り、手塚は違和感との戦いを続けていた。
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