16番まで3連続を含む6バーディを奪い、この時点で通算10アンダーパーにまでスコアを伸ばしていた上久保実咲。高校1年生で細身の飛ばし屋が一躍脚光を浴びるのか…と思われたが、残り2ホールでダブルボギー、ボギーと崩れ、プレーオフでの決着を余儀なくされてしまった。
残り2ホールとなって、体が、腕が思うように動かなくなっていったという。17番のダブルボギーはミスの連続で、18番では1メートルもないようなパーパットを残していたのに、構えて、いざストロークしようとすると手が震えてしまって、制御できませんでした」
プレーオフに入ってからは、落ち着きを取り戻せたというが、2ホール目、越田にバーディ
パットを決められて2位に終わった。
高校1年生。まだ、体が出来上がっていない。細身。しかし、「中学2年生ぐらいから飛ぶようになった」というドライバーの平均飛距離は250ヤードを超える。好きなプロは原英莉花プロだという。スレンダーボディーで飛ばすところに憧れている。この大会で2位になったことで、日本女子オープンの最終予選会への出場権が与えられた。そこを突破して、憧れの選手との競演。実現すると、ナショナルオープンの楽しみが、ひとつ増える。
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