「得意なクラブはパターです」という萩生田みらん。第2日は、その得意クラブがなかなか思い通りにならなかった。
第2日は、ショットが安定していて、バーディチャンスはたくさん作れた。インからのスタートでチャンスを生かせたのが11、15番ホール。アウトにターンしてからは3、5番。この4ホールは、ほぼ2メートル以内のパットを決めたものだった。これよりも長い、といっても4~5メートルについたチャンスは、ことごとく決められなかった。
ホールアウトして、最初に口をついたのは、こうしたミスパットのことであった。
「ストロークで、少し押してしまっていたようで、右にはずすパットが多かったです。しっかり
ヒットできていない分、ショートすることもあって、パッティングに関しては、ずっと気持ち悪いままでした。
明日までに、ここは修正しておきたい。ショットの調子が良くても、肝心のパットを決め切れないのでは、ストレスを溜めるばかりなので…。ショットは第2日のように、パットは本来の自分のストロークで。これが、最終日にできれば…」。萩生田は、最終日へのそんな青写真をそっと描いていた。
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