黒川航輝(東北福祉大4年)が8バーディ、2ボギーの6アンダーパー65をマークして、首位スタートを切った。1番ホールからスタートし、5メートルのバーディパットを沈めると、2
番ではセカンドショットがピンに当たるナイスショットでバーディ、さらに3,4番でも3メートルのバーディパットを沈め、いきなり4連続バーディでスタートダッシュをかけた。
勢いに乗った黒川は、その後も距離の長い難しいホールでパーをセーブし、チャンスについたホールでバーディを獲った。今回の設定では「500ヤードを超えるパー4(NO.9)、そのほかに450ヤードを超えるホールが4つ、パー3も200ヤードを超えるホールが2つ」と
距離が長い。「そこでいかにパーをセーブするか」がカギだという。この日は「パットが入ってくれた。満足です」と好スコアにつなげることが出来た。
実は彼と黒川逸輝(東北福祉大4年)は、双子の兄弟で逸輝がお兄さんだ。小学校6年の時に共にゴルフを始め、ずっと中学、高校、大学と同じ学校に通い、練習を続けてきた。「いいライバルで、一緒の試合では頑張って欲しいけれども一番負けたくない相手」ともいう。もちろん、兄からアドバイスされることもあるし、仲はいい。
来春卒業の彼らは、今年クォリファイングトーナメント(QT)を来月から受ける。もし、この大会に優勝すれば、いきなりサードQTから受けることが出来るので、その特典は大きい。また「日本オープンの地区予選で失敗してしまったので」3位以内に入れば、日本オープンの最終予選に出場することができる。「いい流れに乗って、チャンスをつかみたい」と夢は膨らむ。
「明日も気を抜かずに、自分の出来ることをやって、最終日にトップにいたい」と意気込む。
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