笠原瑛(中部学院大学2年)が、6バーディー、1ボギーの5アンダーパー、単独2位の好スタートを切った。
出だしの1番ホールで、セカンドショットでグリーンに乗せることができず、ボギーをたたき決して幸先が良いスタートとは言えなかった第1日。しかし、2番ホ
ール以降は気持ちを切り替え、安定のゴルフを繰り広げバーディーを積み重ねた。ショットの調子があまり良くなかったものの、チャンスにつけたところで、しっかりパッティングを決めることが出来たと振り返る。決めたい距離のパッティングを決めきったことが、好スタートにつながった。
ピンチは12番。セカンドショットを右のバンカーに入れてしまう。打ち上げ
の下りのラインは、本人曰く非常に難しいショットだったそうだ。そのサードショットを見事にピンそ
ばにつけてパーセービングパットを決めた。この日のハイライトといってよいだろう。笠原のストロングポイントは、ドライバーの精度だと本人は分析している。昨年の日本オ
ープンゴルフ選手権競技で、ナショナルオープン2勝目を飾った稲森佑貴もストロングポイントはまわりが羨むほどのドライバーの正確性だ。
開催コースの愛知カンツリー倶楽部は、通常営業ではPar74のコースだが本選手権は、数ホールPar5が、Par4で行うなどPar71で開催している。距離が長くタフなコースな本選手権では、ドライバーの精度に自信を持つ笠原に有利に働くだろう。
勝ちにこだわる姿勢など、F1のアイルトン・セナに憧れを持っているという笠原。セナばりの強い気持ちを持ち、残り3日優勝へ向けて突き進む。
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