蝉川泰果(東北福祉大3年)は、この日はいきなり10,11番と連続バーディでスタートを切った。
「そこから前半はパットが入らなくて、2メートルくらいのチャンスを3回外して」2アンダーパー34でハーフターン。後半は逆に1,2番ホールと連続ボギーで「まずいと思って、持ちを入れた」。3番ホールからは3連続バーディ、さらに7,9番でもバーディを獲った。「ショットがよくてパットがやっと入ってくれてバーディがとれた」。前半パッティングでボールの位置が左に寄っていることに気づき、途中から内側に置くようにしてから「しっかりまっすぐ」転がるようになったという。これで5アンダーパーの67をマークし、首位と3打差の
通算6アンダーパー、2位タイに浮上した。
第1ラウンドは前半を2アンダーパーの33で回ったものの、「インで崩して」1アンダーパーの71でホールアウトしていた。首位と「5打差で優勝争いをするには一つでも多くのバ
ーディを獲りたい」と思って臨んだ第2ランドだった。練習ラウンドではショットが左右に曲がり、「今週、大丈夫かな」と思うくらいの調子だった。ただ「試合になると緊張して、集中するので、まっすぐ行き出す」ので、気持ちの面で焦りはなく、いつも通りに臨めたようだ。7番、8番アイアンの調子がよく、バーディを量産出来た。本番に強いタイプのωうだ。
これで本人が望んだとおり優勝争いが出来るわけだが、「グリーンが速くなってきている。びっくりするようなスコアは出ないと思う。66か65くらい。ショットメーカーが上位に
来るコース。いけないほうにいくとハマる。ガツガツ行かない方がいい感じ」と警戒感を強める。「優勝したい」と念願の日本タイトルを狙う。
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