首位と2打差の単独3位からスタートした豊田龍生(日本大学3年)が、4バーディ、2ボギーの69ストロークでまわり、トータル6アンダーパーで好位置につけ、3日目を迎える。
初日67ストローク、この日も69ストローク。好調の陰には入念なコースチェックにある。
「実は左腕痛めていて、練習ラウンドもまともに出来ませんでした。なので、コースのチェックを9割がた行って臨んだんですけど、それが良かったのかもしれないです。初日からコースのイメージが出来たし、パッティングがすごく今週は良くてスコアにつながったのかなと思います」
愛知カンツリー倶楽部は、長いホールと短いホールのメリハリが特徴的なコース
。長いホールとなるとショットのミスは出てしまうもの。それでも、外しても寄せやすい場所を把握していることで、気持ちの余裕にもつながり優位にはたらいたようだ。豊田は、現在身長158㎝とゴルファーの中では小柄な体格だ。体格で劣る分、飛距離は武
器に出来ないと安定感やパッティングなどを磨いている。その豊田にとって、一週間前の男子ゴルフ「セガサミーカップ」の比嘉一貴には勇気をもらったようだ。くしくも比嘉も
身長は158㎝。記事で見た比嘉の「誰かを勇気づけられたら。身長が低くても出来る」と言う発言に心打たれたそうだ。
豊田自身、比嘉はもちろん女子プロの畑岡奈紗など、小柄なプレーヤーのゴルフについては、真似をしたり、いろいろと取り入れ、参考にしているそうだ。背が低くても自分は自分、そのことを先週の比嘉の優勝で教えられた。
優勝が見える位置での折り返しだが、まずは優勝争いする為に明日の第3ラウンドが重要になる。スコアを落としたらどうしようというネガティブな気持ちではなく、どうやって
このホールを伸ばしていこうというポジティブな気持ちをもっていきたいと意気込みを見せる。
小さな日本学生チャンピオンの称号を勝ち取るためにも、まずは明日スコアを伸ばし優勝争いを優位に進めたい。
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