東北福祉大学3年の鈴木晃祐が、1イーグル、3バーディ、3ボギーの69ストロークでまわり、トータル8アンダーパーの3位タイで第4ラウンドを迎える。
「今日は焦らずに最後まで普段どおりにプレーしようと思ってできたことが良かった」
そう本人が話すのも納得のこの日のラウンドだ。スタートから7番ホールまでに3ボギー。それでも、最後まで焦らずあきらめない気持ちが強かったからなのか、続く8番ホールからは3連続バーディで、一気にマイナス分をゼロに。極めつけは14番ホール、残り220ヤードのラフから6番アイアンで打ち、手前10メートルにつけてイーグルパットを押し込んだ。
「嫌な感じはあったけど、こ
の3日間パターが入っていたので落ち着いてやろうと思っていました。3ボギーからここまで来ることが出来たのは上出来です」
序盤で3つのボギー、通常なら気持ち的に沈んでもおかしくはない。落ち着きと精神力が見事としか言いようがない。
鈴木は2017年に日本ジュニアゴルフ選手権で優勝しており、明日の最終日には2冠がかかってくる。日本学生の歴代優勝者は、現在プロのステージでも活躍する錚々たる顔ぶれだ。そこに名を連ねることももちろん素晴らしいことだが、2冠となれば更に価値がある。
「明日も今日と変わらず焦らずいきたい。焦った瞬間ブレてしまうと思うので、いつも通りいければパットも入ってくれると思います」
“平常心”鈴木の2冠への道のりは、最後まであきらめずプレーできるかにかかってくる。
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