2021年度(第74回)日本学生ゴルフ選手権競技は、27日(金)愛知カンツリー倶楽部(7,132ヤード パー71)にて52人の選手が出場して行われた。
首位と1打差の2位でスタートした平田憲聖(大阪学院大3年)が1イーグル、2バーディ、1ボギーの3アンダーパー68で回り、通算12アンダーで逆転優勝した。初の日本タイトルに「素直にうれしい」と喜びを表した。1打差の2位にはこの日のベストスコア、5アンダーパー66をマークした蝉川泰果(東北福祉大1年)が入った。前日首位の唐下明徒(東北福祉大1年)が通算8アンダーパーで杉浦悠太(日本大2年)、鈴木晃祐(東北福祉大3年)と並んで3位タイに終わった
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「最終組だが周りのスコアを気にせず、自分のゴルフをすることを考えた」平田は、「13アンダーパーを目標に」プレーした。16番をボギーにして、通算12アンダーパーになった彼は、前の組で回る選手のスコアはわからなかったものの「12アンダーパーだと並ばれているかも」と思い、残り2ホールもバーディを獲ろうと攻めた。結果的にはバーディを奪うことは出来ず、12アンダーパーでホールアウトしたが、追ってきていた蝉川も11アンダーパーでホールアウトしていて、1打差で優勝した。
2年前の本選手権では、大学の先輩・砂川公佑が優勝するのを18番グリーンサイドで見つめていた。今回は自らが周囲から祝福される立場に回った。プレーの途中では「大阪学院大としての連覇」を考えていて、見事に達成した。今後もこのタイトルを誇りに、さらなる飛躍を期待したい。
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