2021年度(第27回)日本ミッドシニアゴルフ選手権競技が11月4日(木)、5日(金)の2日間の日程で岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6,327Yards /Par72)を舞台に行われる。
昨年は新型コロナ・ウイルスの感染予防の観点から中止となったが、今年は入念な感染予防のもと2年ぶりに開催される。本競技には109名の選手が出場を予定している。
舞台となるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、男子レギュラーツアーの「〜全英への道〜ミズノオープン」の開催コースとしても有名で、その他数々の競技が開催されている。
設計は加藤俊輔氏で1991年4月に開場。瀬戸内海に面した広大な土地に本場スコット
ランドのコースを彷彿させる本格的なリンクスコースが展開している。クラブハウスから見る絶景は、ここが日本であることを忘れさせるほど。全体的にはフラットに見えるが大小のマウンドに加えて、池とバンカーが巧妙にレイアウトされている。コースは見た目通りにOBがほとんど無いため思い切った攻めができる反面、見た目ではわからない罠も随所に隠されている。
記憶に新しいのが今年の「〜全英への道〜ミズノオープン」を制したジュビック・パグンサンが11本のクラブで優勝したことだ。コロナ禍でハウスキャディが使えない影響で、セルフプレーを選択したパグンサンだが、少ない本数で見事にJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部を攻略した。これはコースがやさしいことを意味するものではなく、頭を使ったコースマネージメントを行わないと攻略できないということを示している。14本のクラブが使えたとしても、いつも以上に頭の中に汗をかくゴルフを強いられるのがこのコースの特徴なのだ。
2019年度の26回大会では佐々木徹が2位以下に3打差をつける圧勝で初の日本タイトルを獲得した。連覇を狙う今年はどのようなゲーム運びを見せるのか。また、歴代チャンピオンの田村敏明や中村幸造らもリベンジを狙う。
|