第1組目という早い時間にスタートした山口龍良が序盤から安定したプレーを披露した。前半の9ホールを1バーディ、ノーボギーの完璧な内容で折り返す。
「今日は本当にパッティングと寄せが良かったですね。おそらく今日はパット数が25か26だと思います。グリーンを外したホールもアプローチで全部寄せワンでした」。
かなりのロングパットが入るラッキーもあったと振り返る山口。ただ、パッティングとアプローチの好調さが良いリズムが生み出されたことは間違いない。運も実力のうちとはよく言われることだが、安定感の高いプレーが運を呼び込んだと言ってもいい。
初めてのタイトル奪取に向けての課題は、JFE瀬戸
内海ゴルフ倶楽部が持つ特有のターゲットの取りづらさのようだ。
「このコースはどのホールも同じ景色に見えるので、ティショットで打つべきポイントはあそこだと分かっているんですけど、集中力しきれない部分がありますね。いつも自分がプレーしているコースと同じように打てればいいんだけれど定めきれない。どれだけ自分を信じて打てるかですね」。
明日の目標は10位以内に入ってシードを獲ることだと山口。優勝を意識せず、まずはシード確保を狙う。
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