2021年度(第27回)日本グランドシニアゴルフ選手権競技が11月11日(木)、12日(金)の2日間の日程で兵庫県の垂水ゴルフ倶楽部(5,537Yards/Par70)を舞台に行われる。本競技には114名の選手が出場を予定している。
1920年に日本で7番目(メンバーコースとしては5番目)のゴルフコースとして誕生したのが、今大会の舞台となる垂水ゴルフ倶楽部の前身にあたる舞子カントリー倶楽部だ。開設時は9ホールで、その後12ホールに拡張されるが1932年に解散。その後は舞子ゴルフ場(パブリックコース)として運営されるものの、戦争の影響を受け1943年に閉鎖される。
垂水ゴルフ倶楽部として再出発したのは1951年のこと。開設時は9ホールだったが、1954年に18ホールへと改造を行なっている。このとき設計を手がけたのはジョー・アネスト・クレーン氏。自然の地形を利用して造られてたコースは、ティーインググランド以外にフラットな場所時は存在しないと言っても過言ではない。現代のコースと比べると距離こそ短いが、起伏に富み、各ホールの表情が豊なコースだからこそ技術力が試される。グランドシニアの面々が熟練の技を発揮するのには申し分のない舞台と言える。
昨年は新型コロナ・ウイルスの感染予防の観点から中止となったが、2019年大会を制して今回は連覇を狙う上木政章(志摩シーサイドCC)をはじめ、白井敏夫(総武CC)、上重修(東千葉CC)ら実力者が顔を揃える。
昨年100周年を迎えた歴史と伝統のコースを舞台にグランドシニア達の熱戦がくり広げられる。
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