2015年、2018年と過去に2度、日本ミッドアマを制している豊島豊が3アンダーの69ストロークをマークし、首位タイに立った。
出だしの1番ホールで3パットしボギースタートとなったが、4番、5番ホールで連続バーディを奪うと、そこから1ボギー3バーディとスコアをまとめた。
「ショットはとても良かったと思います。3パットも2回しかしていないので」
多くの選手が難易度の高いグリーンに苦戦する中で、ショットの安定感が功を奏し、ほとんどのショットをピンから2~3メートル以内につけ、強い傾斜も切り抜けたという。
9月の末に行われた関東ミッドアマチュア選手権以降、試合に出場していなかった豊島だが、前週は試合勘を取り戻すべく、相模原にいた。
「試合勘が欲しくて、先週は日本社会人ゴルフ選手権に出場しました。そこで優勝できたので試合勘だけではなく、気持ちよくここに乗り込むことが出来ました。」
今年は関東ミッドアマ、社会人ゴルフ選手権と大きな大会で2勝を挙げ、関東倶楽部対抗でも個人でメダルを獲るなどゴルフの調子は絶好調に見えるが、本人はあくまで冷静。「明日以降も、ここのグリーンはとても難しいので丁寧にやっていくしかないですね。最終日最終組で回れればと思っています」
過去、日本ミッドアマの最多優勝回数は、現在シニアプロで活躍中の田村尚之の3回。その偉業に並ぶべく、明日の第2ラウンドも冷静な気持ちで挑む。
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