35歳の阿部祐希が5バーディ2ボギーの3アンダーで好スタートを切った。
「今日はショットが良かったです」と言うように、得意のアイアンショットの精度が冴えわたり、5つのバーディは全てピンから2メートル以内につけるなど安定感のあるゴルフを展開した。
昨日の練習ラウンドからティーショットやセカンドショットの調子が良かったといい、それがそのまま今日のゴルフに繋がったのだという。
ただ、今日のスコアの要因はそれだけではない。昨日の練習ラウンドでは、日本ミッドアマ優勝者経験者である髙橋雅也、庄司由と、日本ミッドシニア優勝経験のある田村敏明と一緒にラウンドをし、コースの攻め方など様々なアドバイスをもらったのだという。
今年で4回目の出場となる今大会は、最高順位は2017年の10位タイ。歴代のJGAアマチュア競技チャンピオンからの金言を受けて、見事首位スタートを飾った。
「とりあえず明日は大崩れしない様にします。最終日に良い位置で回れたら」と謙虚に話すが、内心は「次は自分の番だ」と燃えているだろう。
初タイトル奪取のチャンス。これまでの試合以上にプレッシャーがかかる中で、自身のストロングポイントであるアイアンショットの精度がカギになりそうだ。
|