今年の日本女子シニアゴルフ選手権で惜しくもプレーオフで敗れ、2位となった近賀博子が、3バーディー、4ボギーの1オーバーパー、単独首位で好スタートを切った。
幸先良く、スタートホールでバーディーを奪い、12番でボギーを打つも13番ですぐさまバーディーを取り返すバウンスバックで気分ものった。その後も好調のパッティングでパーを拾い、首位という最高の結果で終える事ができた。
「今日は上出来でした。特にパッティングが良かったですね。私は速いグリーンが好きなんですけど、下りのパットが良く入ってくれましたね。」
コース内は強風吹き荒れ、各選手が寒さと風に悩まされた。その戦いに勝てたことは前日、前々日と練習ラウンドで回ったことが大きい。
「昨日は雷もあったし、今日は昨日と比べたら全然ですよ。つらいのを知っているから今日は伸び伸びとできたのかもしれないですね。」
練習ラウンドをしっかり結果に生かすところは経験のなすところ、さすがだ。
シニアではルーキーでも、女子ミッドでは年齢の離れた選手と同じ土俵で戦う。
「若い選手に負けないとかそういう気持ちはないですし、若い子には頑張ってほしいと思っています。ただ、シニアは出るなって言われないように、年齢は関係ないよって自分が言えるように頑張ろうと思います。成績よりもお互いにいいプレーが出来るように頑張りたいです。今日はたまたま私がトータル的に良かっただけで、個々ではアプローチが良いとかパターが良いとかみんなありましたよ。」
2位に2打差をつけてトーナメントリーダーとして迎える最終日、シニアで敗れた悔しさをミッドで晴らせるかどうか、最終日の近賀の戦いに注目したい。
|