最終ラウンドは8オーバーパーの80を叩き、2日間通算11オーバーパーの8位タイに終わった三木逸子。
「今日はショットが思うような方向に飛ばなくて、ミドルアイアンだけじゃなく、ショートアイアンさえもラインが出なくて、苦しいゴルフでした。力んでいたのか、理由はわからないんですけど、練習不足ですね。また、頑張りたいと思います」。
ホールアウト後、優勝が決まった近賀博子とハグをして祝福した三木。その様子は本当に嬉しそうだった。
「自分は十分勝たせてもらったから」と前日話していたが、心から後輩の成長を願っている。ただ強いだけじゃなく、人から尊敬されるゴルファーでなければならない。三木はどんな時も目土をしながらラウンドをするし、礼儀やマナーを絶対に怠らない。
三木自身はそれを誰かに強要する訳ではないが、三木の背中を見て、そして成長している今回の近賀のような存在は三木にとってなによりの喜びなのかもしれない。
9度目の優勝はならなかったが、その存在の大きさを改めて感じる大会となった。
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