名古屋出身で現在は早大3年生。2018、19年の中部ジュニアを連覇したあと、早大に進学し、ゴルフ部に在籍。体育会の学生寮生活を送っている。この生活が、なかなか厳しい。月、水、金曜日は朝6時半からトレーニングとボール打ち。火、木曜日はまたトレーニング。そして土、日曜日は、部で提携している茨城・取手国際でキャディーをし、終わるとコースでのラウンド…というハードスケジュールだ。もちろん授業もある。
そんな日々を送っているうちに、「なんか、打たれ強くなったと思っています。へこたれないというか、よほどのことでない限り“ま、いいか”と流せるようにもなりました。ゴルフをやってきてよかったです」
そんな幸田のゴルフでは、マネジメントが最優先されている。「悪いショットでも大ミスにならないようにしています。ラフに入ったら、グリーン手前、花道から狙う。基本と言えば基本なんですけど、それを徹底しています。無理はしません。無駄なこともやりません。無謀は、厳禁です」
スタートの1番パー5ホールでピンまで84㍎の第3打を3㍍につけてバーディ発進するとそこから8番まではパーを並べ、9番で再び3㍍を沈めて2アンダーパーでインにターン。12番パー3ホールでは、グリーンをはずしたもののチップインを決めた。これで3アンダーパー。第1日ただ一人の60台スコアでのラウンドとなるかと思われたが、距離の長い最終18番パー4ホールでティーショットをバンカーに打ち込み、第2打をグリーン手前30㍎地点にレイアップする。ここからのアプローチショットを2㍍ほどに寄せるも、パーパットを決め切れずに唯一のボギーにしてちょっと悔しい上がりとなった。
「爆発的なスコアを出せるタイプではないので、自分らしいゴルフができたと思います」
手堅く、メリハリを利かせた幸田のゴルフ。第2ラウンド以降も注目していきたい。
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