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競技報告
【地元開催の地の利を生かし、岐阜県勢が上位をおびやかす】
第2日 競技報告:JGA 写真:Y.Watanabe / Y. Kawatani
田中こころ
古川莉月愛
今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権は、岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部・東コース(6,568ヤード・パー72)にて開催されている。2日目を終えて、地元岐阜県出身の選手たちが活躍中だ。

県勢の中で最も上位に位置するのは田中こころ。岐阜県出身で、現在は岐阜成徳学園大学の1年生だ。1アンダーパーの4位タイからスタートした2日目は、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの72、トータル1アンダーパー6位タイで決勝ラウンドを迎える。

「もう少し伸ばしたかったというのはあるんですけど、この2日間はマネジメント通りで、大きい怪我なくプレーできたと思う。」とはいえ不安もある。9番と18番のあがり
神谷そら
ホールでショートパットを外してしまい、本人としても後味が悪い。更に2ホールとも3パットというから尚更だ。それでもダブルボギーのあと、バウンスバックからの連続バーディを奪うなど、ショットの調子は悪くない。特に、自身の強みという曲がらない正確なショットを駆使して狙ったところでしっかりバーディを奪ってきた。

昨年初めて出場した日本女子アマでは、1打足りず予選落ちし悔しい思いをしただけに、地元での日本女子アマへの思いは強い。
「地元の人達からも応援してくださっているので、優勝したいという気持ちはもちろんあります。ただ、去年予選落ちしていたので予選ラウンドはまず耐えて、予選通過と思っていました。それが結果につながって今いい位置につけられたので、残り2日優勝目指して頑張りたいです。」残り2日、ショートパットを確実に決めて3パットをしないことが、地元優勝への鍵となる。

同じく1アンダーパーの4位タイからスタートした古川莉月愛も岐阜県出身。この日は5バーディ、6ボギーの出入りの激しいゴルフでスコアを一つ落としトータルイーブンパー、10位タイにつけた。「ショットが調子いいので思ったところには打てているんですけど、バーディを狙いすぎてなのか、岐阜関の罠にはまってしまいました。これだけバーディ取ってもトータルイーブンなので、もったいないなと思いますね。」父親がメンバーコースだったことで、以前から練習する機会があり、コースの従業員の方などからの応援も多いそうだ。何より家から通っている今週は、気持ちの面でも古川を後押ししている。好調のショット力を最後まで信じぬき、課題のマネジメントがうまくいけば、まだまだ逆転優勝も狙える。

2019年にナショナルチームメンバーだった神谷そらも岐阜県出身。3バーディ、3ボギーのパープレーでのラウンド。初日74と出遅れたもののこの日は何とかスコアをまとめ、トータル4オーバーパーの44位タイで3日目へ臨む。

前日、チャンスについたものの決めきれず、嫌なイメージを持っていたパッティングはこの日はチャンスこそ少なかったものの着実に決めることはできた。だが、この日はアプローチで苦戦しボギーも多く、波のあるゴルフになってしまったと反省を語る神谷。「コースについては、小さい頃から来ているけど、反対のコースしか知らないので、みんなと同じお初なんです。でも地元開催で家から通えるので、安心というか毎日リラックス出来ています。」

上位との差はあるものの残り2日は、神谷にとっては集大成のラウンドと言える。「今はプロテストに向けて内容重視と思っているんですけど、まだ全然目標を達成できていないので、残り2日で達成できればいいなと思っています。初めて妹がキャディをしているんですけど、妹にもいい刺激になってくれればいいし、人で頑張れればいいかなと思います。たぶん、アマチュアの競技はこれが最後になるのかなと思うので、楽しめればいいかなと思っています。中学1年生から皆勤賞なんで。笑」妹ひなさんとの初タッグで、神谷そらの残り36ホールのゴルフに注目したい。

地元の応援を背に、残り2日も岐阜県勢の活躍に注目したい。

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