2022年度(第106回)日本アマチュアゴルフ選手権競技が、明日28日広島カンツリー倶楽部八本松コース(7,229ヤード パー72)にて第1ラウンドがスタートする。本競技には142人の選手が出場し、4日間72ホール・ストロークプレーで争われる。
広島CC八本松コースで本競技が開催されるのは、2017年以来5年ぶり2度目となる。八本松Cでは、日本女子オープンを2度(1979年、2004年)、日本シニアオープンを1度(2011年)開催しているほか、男子ツアーの広島オープンを長らく開催していた実績がある。広島CCは1955年西条コースがまず誕生し、その後1962年に上田治氏の設計により八本松コ
ースがオープンした。八本松Cは2003年にベントのワングリーンに改造されたあと、2019年に川田太三氏により従来の14番ホールをなくし、新たに谷越えの17番ホールのパー3を新設するなどの改造を経て、現在の姿に至っている。
2週間前の下部ツアーのAbemaツアーで片山晋呉、小平智、杉原大河、河本力に次ぐ史上5人目のアマチュア優勝を果たした蝉川泰果(ライオンズCC)が、その勢いそのままに本選手権に挑む。先週の全国大学ゴルフ対抗戦では東北福祉大を見事に団体優勝に導いた。「いい流れで来ているので、この流れでいきたい」と好調を維持している。5年前に同じ広島CC八本松Cで開催された本競技では「めちゃくちゃ攻めていって、ダメだった」と予選落ちを喫している。当時はまだ高校3年生で、若気の至りと言うべきか、見事にコースに跳ね返された。今年はその反省を活かして、「まずはティーショットをまっすぐ打つこと。曲げたら出すだけになってしまうので、すぐボギーになってしまう」とフェアウェイキープを第一に上げる。5年前と自身「飛距離と精度は変ってきている」と成長をうかがわ
せる。
昨年の大会では4位タイ。今年は「上を目指してやりたい」とアマチュアゴルファー日本一の座を狙う。蝉川は午後12時50分に1番ティーからスタートする。
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