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競技報告
【−5で首位スタートを切った小寺大佑】
第1日 競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe
今日のラウンドを振り返って、小寺大佑は「運が良かったんだと思います」と、素直に答えた。スタートの1番ホールで、3メートルほどにつけて、いきなりバーディ。4番では、30センチに寄せるショットを放って、バーディ。5番、パー3でボギーとしたものの、8番、パー5の3打目を1メートルにつけて、バーディ。折返しで11番、右奥からの下りの4メートルを沈めて、バーディ。続く5番、パー5では残り220ヤードを乗せて、2パットのバーディ。15番、パー5。これも5メートルを沈めてのバーディ。小気味のよいプレーだった。

第1ラウンドで首位となる5アンダー、67をマークした。

現在、大阪学院大学の3年生。ジ
ュニア時代から活躍している選手だ。ゴルフを始めたきっかけは「3〜4歳の頃に、おじいちゃんに教わってというか、影響でクラブを持ち始めていたんです。それから、9歳から15歳まで、坂田塾(坂田信弘プロが主宰するゴルフ塾)に入ってやっていたんですね」けれども、そのまま、ゴルフを続けるつもりではなかった。「ゴルフは、もう辞めようと思っていたんですけど、周囲(コーチ、先生)から、大学へ進学して、その4年間だけやってみないか、と言われて、続けることにしました」と語った。

「僕は、下手だったんです。1回生、2回生のときは、試合に出れないくらいの実力でしたからね」と振り返る。そんな小寺のゴルフに、大きな影響を与えた出来事があった。そえは、女子のアクサレディースで鈴木愛プロのキャディをすることになったからだ。

「(初日、首位で2日目が雨で中止)最終日、最終組で回ったんです。前半に崩れて3つも落として、このままズルズルと終わってしまうのかなと思ったら、後半、4バーディ、1ボギーと巻き返して、3位になったんですね。この経験が、僕にとっては大きな変化だった」と言った。諦めない。巻き返す。落ち込まない。その粘り強い精神力。これらが小寺に、ゴルフに対するパッションをもたらせた。そして、鈴木愛、木村彩子らが師事している南秀樹コーチの門を叩いた。

小寺の夢が広がった。「いま3年ですけど、将来はツアープロを目指していきたいと思います」と積極的な気持ちになった。運が良かったという小寺。その運気を自ら引っ張り込んだ粘りが、小寺のゴルフに育っている。

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