18ホールのゲームには、きまって左右する流れがある。いい意味でも、悪い意味でも、その流れにどう対処できるかということが、大きな鍵となる。
この日の杉浦悠太の苦しい時間帯は、5番から7番ホールにかけての3ホールだった。1番、3番と幸先のいいスタートをしたものの5番、パー3でボギー。6番はパーで切り抜けたけれど、続く7番、パー5でもボギーとした。愛知県出身。現在、日本大学3年生である。
「パッティングは、いいんです。悪くない。でも、ドライバーが、よくありませんでした。ですから、5番から7番までが、すごく苦しくて……」身動きできないときに、8番、パー5で6メートルほどの距離を沈めてバーデ
ィを奪い取った。それがゲームの流れを大きく変えた。10、11、12番と連続バーディ。14番も、バーディ。16番は「アンラッキーのボギー」としたものの、35・33の68で2位タイにつけた。
「今シーズンは、ずっと調子が悪かったんです。中部アマ(プレーオフで2位)から、1回(調子が)落ちて、それからちょうど1ヶ月ぐらいダメで、(この大会に)入る前にイメージがようやく良くなってきたんですよ」と、厳しい1ヶ月を経験している。
「でも、優勝を目指しています。今日が、おそらくいちばん風邪が強い日だと思うんですね。たぶん(優勝スコアは)10アンダーを超えるだろうと思っています。目標は、そこ、優勝です」と語っていた。
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