8バーディ、2ボギーの66をマークした松岡翔太郎のスコアは、第2ラウンドのベストスコア・タイである。
1番からスタートした松岡は、1、3、5、7、9番の5つのバーディ。6番のボギーで前半を32で折り返す。実は、松岡は第1ラウンドを3オーバー、75で終えていた。とりわけ前半の5、6、7、8番で連続4ボギーが痛かった。「昨日は後半(10番スタートで折り返して)途中まで1アンダーだったので欲が出て、攻め過ぎてボギー4連続してっていうのがあったので、今日は安全にフェアウェイでしっかりパーオンを狙って、という感じでプレーしました」という。
調子は決して悪くない。マネージメントのミス、というよ
り攻めていくという気持ちが加速しすぎて空回りしてしまったのだろう。「まずグリーンの狙いは、センター狙い。もちろん、ティショットは安全にフェアウエイを狙う。それで、まずパーオンを目指したんです。グリーンセンターからならば、バーディのチャンスも巡ってくるという気持ちでした。それがうまく行ったのが、今日のスコアにつながったのだと思います。それに、午前スタートだったので、その分ちょっとはマシだったかなと思います。後半の最後の方だけ強かったかなという感じです。」
現実に、フェアウエイキープも「70、80パーセントは成功したと思います。2つのボギーのホール以外は、パーオンしていたと思いますね。もちろんティショットでは、刻むホールもありましたよ」と作戦が現実的に成功したことに、とても嬉しがっていた。折り返しての10番からも、3バーディ、1ボギーでまとめて34。66で、通算3アンダーパーで、上位に食い込めるチャンスが到来した。
奈良県出身で、現在甲南大学の3年生である。「(この大会での最初の)目標は予選通過を目指していたんですけど、今はトップ10を目指して頑張りたいと思っています。欲張らずにイーブンくらいで回って、チャンスについたらアンダーいけたら良いなという感じです。耐えるゴルフを目指して頑張ります。」と、ガツガツと欲張らないで、ほどよい少欲知足、あまり欲張らない意欲の精神で、残り2ラウンドを戦うと語っていた。
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