雨の中、2日目のプレーをスタートした細谷幹(日本ウェルネス高3年)。
「出だしの1番でバーディ、次の2番はパーでしたが、このスタート2ホールの流れがとてもよかったです。だから、次の距離がある難しい3番(パー4)でバーディがとれたと思います」とこの日のプレーを振り返った。
一時強く降った雨によって柔らかいグリーンだったことが功を奏し、ピンをデッドに狙うアプローチショットが打てた。しかし、バーディチャンスの時に、肝心のパットが決めきれなかったという。
「逆に長いバーディパットが決まってくれました。後半最初の10番ホールも4、5メートルのバーディチャンスで、自分では〝ここはパーでいいか
な〟と思っていたのに、入ってくれて(笑)後半も良いスタートが切れました」
終盤15番、16番ホールで連続ボギーとするも、その後17番、18番では連続バーディを奪取し、最後まで勢いが止まることなくホールアウト。この日、7バーディ2ボギーとし、通算8アンダーで単独首位に立ったのだ。
中学3年生の時に出場した2019年「男子12〜14歳の部」は7位タイ、昨年度大会は4位タイと、常に日本ジュニアの舞台では上位入りを果たしている。
霞ヶ関カンツリー倶楽部については「中学生の時は距離も長いし、ラフも長いし、とても太刀打ちできないコースだなと感じました。でも今回は長いパー4をしっかりと攻略できていると思います」と自信をのぞかせる。
高校最後の夏にかける想いは強い。だが、先週開催された全国高等学校ゴルフ選手権大会では右脇腹を痛めての途中棄権を余儀なくされた。
「怪我はほぼ回復しました。問題ないです。明日は楽しむだけです」と笑顔で語ってくれた。
2日目の勢いそのままに、悲願のタイトル奪取を期待したい
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