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競技報告
【昨年のリベンジを誓った松井琳空海が1年生ながら見事な逆転劇を飾る!】
第3日 競技報告:JGA 写真:K.Kinoshita
通算9アンダーで最終18ホールを迎えた松井琳空海(四国学大香川西高1年)。
「2桁アンダーになれば優勝できると思っていました」
苦手意識のあったこのホールのティーショットだったが、大きく深呼吸してセットアップ。その打球は思い通りの弾道で、本人曰く『バーディを取って下さいみたいな場所』の残り175ヤード地点に。そこからのセカンドショットはピンまで約5メートルの位置につけた。
「このパットがきれいに入ってくれて良かったです」。結局イメージ通りのバーディとし、この日5バーディ2ボギー67。通算10アンダーで見事に初の日本ジュニアのタイトルを手にした。

中学生最後だった昨年の日本ジュニア男
子12〜14歳の部は、最終日6打差を逆転されて悔しい思いをした松井。
「昨年の敗因は気持ちを切り換えることができなかったからです。試合後はしばらく練習したくないほど落ち込みました」と当時を振り返る。
例えば、3パットしてしまうとイライラして気持ちのコントロールができなかったという。それが現在は「打ってしまったことは仕方がない。次のホールだ!と気持ちを切り替えることができるようになりました」と話す。

昨年12月にナショナルチーム入りを果たし、フィジカル面では体重が約10キロ増加し、飛距離は20〜30ヤード伸びた。それ以上に松井に強く影響を与えたのはメンタルトレーナーからのアドバイスだった。
「今では例えボギーを打ってしまっても、イライラせず笑うこともできるようになりました」とその成長ぶりを語った。

将来は「世界中の人たちが憧れるような存在になりたいんです」と目を輝かせる。
そう思えるようになったのも、7月にスコットランドで開催された『Junior Open』参加後、聖地セントアンドリュースで開催された『全英オープン』を観戦したことが大きく影響する。

「同じナショナルチームの中島啓太(日本体育大4年)くんのプレーに対するギャラリーからの声援を肌で感じることができました。ギャラリーとして大会の観戦を楽しみながら、自分もこんな風に声援をもらえる存在になりたいなって。4年後はあの場に立っていたいです!」と話してくれた。
ナショナルチーム入りしたことで心身ともに大きく成長を遂げた松井。見事に昨年のリベンジを果たしたのだ。

表彰式、記念写真撮影を終えた松井は「『Junior Open』の時に一緒に同行して下さったJGAの事務局員さんにとても感謝しています」と話す。
そして「来年は2連覇、そして史上初の3連覇を狙いたいです」と力強く語ったその手には、その事務局員からの差し入れのコーラ。
「3日ぶりのコーラは美味しいー!」と満面の笑みで乾いた喉を潤した。

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