首位と1打差でスタートした佐藤快斗(埼玉栄高2年)は、15番ホールを終わってトップと1打差と知って、気合いが入った。16番では2メートルのバーディチャンスにつけたが、外し、続く17番では距離は5メートルだったが、ほぼ前のホールと同じラインだったので、これを決めた。
しかし、ひとつ前の組で回る松井琳空海(四国学大香川西高1年)が最終18番ホールでバーディを奪い、通算10アンダーパーで先にホールアウト。結局、佐藤は1打届かず、2位に終わった。
最終組で一緒に回った一人、志村由羅は埼玉栄高校の同級生。しかも普段から一緒に練習する仲で、今回も一緒に練習ラウンドを回った。それだけに最終組の優
勝を争うような緊張感はなく、普段と同じようにプレーできた。ただ、優勝を逃したのは「悔しい」と残念がる。
優勝するには「60台を安定して3日間出せるようにしたい」という。それに課題としてあげたのが体力面だ。「3日目になると疲れてきて、ドライバーショットが左に曲がって、ラフにいってしまった」。ラフに入れば、バーディチャンスにつけることも少なくなる。
「体力面を意識して頑張りたい」と来年の雪辱を誓った。どんな体になって、霞ヶ関にもどってくるのか、彼の成長が楽しみだ。
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