初日、2日目と雨の中のティーショットからスタートだった本大志(目黒日大高2年)。首位と3打差の9位で迎えた最終日は、ようやくの晴天の下、1番ホールのティーショットを放つことができた。
「今大会というか、今年は全体的にショットはずっと良い調子です。ほとんどの試合で、イメージ通りのショットでピンを狙えます。悪かったのは先週の高ゴ連の試合ぐらいです」との言葉通り、9番ホールも2打目をバーディチャンスにつけた。約3メートルの下りのバーディパットはカップをなめて惜しくもパー。前半は3バーディ1ボギーの33で折り返した。
最終日はハーフターン時に上位者の前半9ホールのスコアを確認する『ハーフチ
ェック』がある。上位者はやはり他の組のスコアが気になるわけで、自分のスコアを告げた後、スタッフが書き込むシートを覗き込んでいる姿が見られた。
しかし本はスコアを告げた後、立ち止まることなく真っ直ぐに10番ホールへ向かった。
「人のスコアよりも、今日の目標〝通算10アンダーまでスコアを伸ばすこと〟に集中していましたね」と語った。
迎えた後半は15番ホールが唯一のバーディで34。「後半は思うようにスコアを伸ばせませんでした」と振り返った。結局、最終日は67とし通算8アンダーの3位タイとなった。本が掲げた目標通り、今大会の優勝スコアは通算10アンダーであったが、2打及ばずであった。
9月から米国IMGAゴルフアカデミーでの2年間の留学生活が始まる。その前に日本ジュニアのタイトル奪取を狙ったのだが、惜しい結果で終わった。
「初日の出遅れが全てですね」と最後は笑顔で答えてくれた。
留学中も日本の試合や大会は出場する予定だ。来年度大会は、新たな環境の下で、さらに成長した本との再会を期待しよう。
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