5アンダー首位タイのひとり武田紘汰(藍住町立藍住東中3年)が、会心のゴルフで魅せた。
この日の武田は1イーグル、4バーディ、1ボギーという内容。スタートホールの1番パー4でいきなりボギーを叩くものの、3番ホールパー5ですぐさまイーグルを奪い返した。
「3番ホールのイーグルはセカンドショットの残り距離が260ヤードくらいで、3番ウッドで1ピン弱について、それを決めることができました。下りのスライスラインを完璧に読み切れた感じです」。
首位タイの好スタートにも関わらず、自身の調子に関しては「普通です」と淡々と答える武田。そんな武田の表情が引き締まったのは、同じスコアでトップタイに
立っている選手が誰なのかを知った瞬間だった。
もう一人の首位タイは篠原和樹(四国中央市立川之江北中3年)。愛媛県出身の篠原と徳島県出身の武田は、四国ジュニアなどで競い合う仲で、小学校の頃から切磋琢磨してきたライバルだ。そんな負けられない相手が、同じ首位タイにいることで俄然気合いが入った。
明日はやや苦手に感じている雨予報が出ているが、そこを克服しなければ優勝はもちろんのこと、ライバルに打ち勝つこともできない。
初の日本ジュニアを忘れられない最高の舞台にできるかどうかは明日以降のプレーにかかっている。
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