悔やまれる13番パー5でのダブルボギーだが篠原本人は至って冷静だった。
サードショットの残り距離は100ヤードちょっと。それがフライヤーして隣のコースまで飛んでしまうミスショットとなった。
残り100ヤードは通常ならチャンスにつけられる距離だが、そこからのダブルボギーは精神的なダメージも大きい。ただ、プレー後に篠原は、サードショットよりも、その前のセカンドショットに原因があると反省を踏まえて分析している。
「セカンドショットはラフからスプーンで打ったんですけど、それがドロップして、結果的に残り100ヤード地点のラフにいってしまいました。あれをUTなんかで打っていたらきっちりフェアウェ
イに打てていたのかもしれません」。
この日は3バーディ、1ダブルボギーという内容。3つのバーディの内の2つはダブルボギーを打った後に奪っていることからも、そのショックを引きずることなく、むしろ気持ちを切り替える起爆剤になったようにも感じる。
単独首位で迎える最終日だが、優勝のことは意識せずに、まずは60台を出すことだけを考えてのぞむ。いつも通りのプレーをすれば勝てる。そんな自信を漂わせる篠原の最終日のプレーに注目したい。
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