首位と3打差でスタートした中村心(ECC学園高2年)は、「3打差だったので、いい位置かな。行けるかな」と優勝を狙っていた。「前半はショットが良くなくて、パーオンできず、バーディパットを打てなかった。後半になってバーディチャンスがたくさんあって」3バーディを奪ったが、それ以外にもチャンスがあったにもかかわらず「まだ決めきれなくて、もうちょっと行けたかな」と結果的には優勝スコアには1打足らなかった。
「1打差なので、振り返ると行けたかなと思う。悔しい」と、今となっては、悔やむシーンがあった1日となった。改めて1ストロークの重みを感じさせた。
しかし、まだ高校2年生なので、来年もチャンスはあ
る。勝つためには「今回はドライバーショットが曲がって、フェアウェイキープが出来ていなかった。ショットが暴れるのをなくして、チャンスをたくさん増やしていきたい」と課題を挙げた。
今回優勝した荒木優奈と2位の菅楓華は、共に日章学園。先日の全国高等学校ゴルフ選手権夏季大会では団体優勝しているが、そのときの2位がECC学園だった。それだけに彼女にとっては、余計に悔しい結果となった。
この悔しさをバネに、来年は優勝カップを手にするべく、精進を重ねて欲しい。
|