小暮千広(日本大学1年)が、通算9アンダーパーで単独首位に立ち、本選手権初優勝に王手をかけた。
「今日は午前中、ショットも良くてチャンスが多かったです。5アンダーパーでしたけど、チャンスを何度か外してしまっていて、それでもそのあとのホールでしっかりバーディを取れたので、取れなかったことを引きずらずにプレーが出来たのが好スコアに繋がったと思います。流れが良かったと思います」好調なショットで、出場選手唯一の2ラウンド続けて60台でホールアウトし、首位の座の奪取に成功。
第1ラウンドが日没サスペンデッドとなり、小暮も6時30分から第1ラウンドの残りホールをプレーした一人だ。
「私自身サ
スペンデッドが初めてだったので、昨日はあまり睡眠時間が取れませんでした。ただ、日ごろから体力には自信があるので、あまり考えずにやりたいことをやってから寝るようにしたことが良かったと思いますし、体調も変わらずプレーできました。」初めてのサスペンデッドも持ち前の体力で乗り切った。サスペンデッドの残りホールが1ホールだったことも功を奏したようだ。
今年、日本大学に入学した小暮は当然、日本女子学生は初出場。
「大学に入学した時から、1番大事な試合として考えていたので、試合に入るまではなかなか調子も上がらず不安はあったんですけど、何とかスコアを作れているのは成長しているのかなと感じています。」
開催コースのカレドニアン・ゴルフクラブは、常に精度が求められラッキーではスコアが出ないコースと分析する。小暮自身も学生日本一を決めるにふさわしい舞台と感じている。
縁があり日本大学に入学した小暮。日本大学勢では2大会(2019、2021)続けて、星川ひなのが優勝し、栄冠を母校に持ち帰っているだけに本選手権制覇への気持ちは強い。
「今年。日本大学さんに入学させていただき、昨年は星川ひなのさんが優勝なさっていますし、今年は私がという気持ちで勝ちたいと思っています。」
そんな優勝へ向けては、「結果を考えずに目の前の一打を処理していく、強い気持ちで誰にも負けないんだという気持ちで、自身を持っていけば結果はついていけると思います。」
強気な気持ちで母校に3大会続けて栄冠を持ち帰るか、最終ラウンドの小暮のプレーに注目したい。
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