ナショナルチームメンバーの稲垣那奈子(早稲田大学4年)は自身最後の日本女子学生を終え、優勝こそならなかったがトータル6アンダーパー、自己最高順位の3位で終えた。
中止が決まり、3位となった稲垣に話を聞いた。「昨日までの2日間は、自分の中でしっかりバーディーも取れたラウンドだったので、最終日に捲れたら優勝もあるなと思っていました。中止になってしまい3位ですけど、いい位置かなと思います。」
16番ホールのセカンドまでこの日プレーした稲垣だが、この日のラウンドを振り返ってもらった。「同組の2人が結構バーディーを取っている中で、私はバーディーも取っていたけど、ボギーも結構ありました。なので
、このまま続けていたとしても順位を上げられたかはわからないです。」
言葉からも悔しさがにじみ出ていた。最後は中止に終わったが、大学4年間の集大成として迎えた最後の日本女子学生ゴルフ選手権
を終えた。「高校3年の時に、大学に行くかすごく悩んだんですけど進学を決めました。この早稲田大学での学びはすごく多かったし、仲間と切磋琢磨できていい4年間だったと思います。これからプロになりたいと思っているので、4年間の経験を生かせるように頑張っていきたいです。」
2022年の今年は、ナショナルチームとしても戦った。ナショナルチームでの思い出についても語ってくれた。
「ナショナルチームに入ってからは思うような実績も出せなくて、応援してくださっている皆さんがいる中で本当に申し訳ない気持ちが強かったです。それでもJGAの皆さん含めコーチの方とかサポートしてくださり、ここで勉強したことは生きてくると思うし、生かさなければとも思うので、このナショナルチームだったという実績を今後に生かしたいなと思います。」
直近の目標は来週行われる日本女子オープンの最終予選だ。「女子オープンの最終予選には絶対通りたいです。プロテスト前の最後の4日間競技なので女
子オープンには出ないといけないなと思いますし、JGAの皆さんに恩返しする最後のチャンスなので、女子オープンでローアマを取るというのが直近の目標です。その後はプロテストに合格してQTも上位で来年の出場権を獲得したいです。」
ナショナルチーム、そして大学4年間で学んだことが、今後の稲垣の活躍の礎となるに違いない。
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