2オーバーパーの5位タイで最終ラウンドをスタートした中西勝は、この日2バーディ・4ボギーと要所を締めるプレーが光り74にスコアをまとめ上位を追い上げる健闘を見せた。通算4オーバーパーで後続のプレーを見守ったが、あと一歩足りず1打差の2位で大会を終えた。
最終組の1組前でプレーを終えた時点では、クラブハウスリーダーとなっていた中西。プレーオフに備えるため最終組を待つ展開となった。最終組の最終18番ホール、宮が2メートルのパーパットを沈めれば、宮の優勝。外せばプレーオフという展開であったが、結局、宮がこのパーパットをねじ込み中西は2位に終わった。
「あと一歩届かなかったものの、今は清々しい気分。プレーオフの準備もしていたが、親友の宮君が勝ってくれてよかったですよ。プレーオフはやりたくなかったし」とライバルでもある友人の優勝を称えていた。「ゴルフは昨日と一緒でしたね。なかなかバーディが来なくて悪いなりにもよく耐えた方だと思う。前半には3パットもあったし」と思うようなプレーが出来なかった面もあった中西だったが、昨年を上回る2位入賞となり、目指すは優勝だけと来年のリベンジを誓っていた。
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