第2ラウンドを終えた大倉清は「上出来ですね。あんまりグリーンを外さなかったですし、外してもアプローチで寄せることもできました。でもバーディパットだけは入りません」とこの日のプレーを振り返った。
1番ホールからスタートした大倉は3番、8番、16番でバーディ、7番、12番でボギー。迎えた17番のセカンドショット。残り60ヤードからサンドウェッジを振り抜いたが、思いもよらぬシャンク。「打った瞬間にOBを覚悟しました。ラッキーで右の木に当たりセーフ。そこまで1アンダーパーでプレーしていたから、ここでバーディを獲れば通算アンダーパーも見える」と考えた矢先の出来事だった。
2日間ショットが好調
の大倉は「なんとかしてアンダーパーで終えたかった。最終ラウンドにはトップの水上と一緒にプレーして勝たないといけない」と自身を鼓舞していただけに、悔しい最後となってしまったようだ。
明日に向け「自分はいつもパープレーを目指すゴルフ。1日60台をマークしても翌日には帳尻を合わせるカタチになる。今日まではパーパットは入るけどバーディパットが入らなかった。明日もパープレーを目指すけど、もしかしたらバーディ10個ぐらい獲れちゃうかもね」と冗談を交えながら会場を後にした。
2005年には九州オープンゴルフ選手権でアマチュア優勝を果たしている他、永年にわたって九州地区を代表するアマチュア選手として全国大会でも名を馳せてきたが、JGAタイトルには手が届いていない大倉。本選手権初出場で7打差の大逆転劇を狙う最終ラウンドのプレーに注目したい。
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