朝から気温が上がらず冷え込む中で、選手たちがスタートした。7時50分に10番ホールからスタートした水上晃男は、厳しいコンディションにも関わらず、2バーディ・1ボギー71とスコアを更に伸ばして2位以下を大きく引き離してみせた。
「朝は本当に寒かったですね。背中にカイロを貼ったり」と、寒さ対策もしっかりこなす。「身体も動かなくなるし、飛距離が出なくなる。みなさん今日は苦しんだんじゃないかな」と苦笑いするも、着実にスコアを伸ばすところは流石の一言に尽きる。
寒さに加えてホールロケーションの難易度がさらに上がった第2ラウンド。「きょうはピンの位置が難しくて、安全にいくと上から下り傾斜のライ
ンが残ってしまった。最終ラウンドに切るのかな、と思わせるピン位置が多くて難しかった」とグリーン攻略には苦戦したようだ。
第2ラウンドは10番ホールからスタート。12番でバーディが先行するも18番でボギーを叩く。「バーディパットチャンスには寄るけど、なかなか入らなくて。アプローチでなんとか寄せて凌いだりもした。欲張るとすぐにボギーが来てしまうコースなので」と話すように、後半は耐えるゴルフが続くが、最終9番で見事バーディを奪取し、2日連続のアンダーパーでホールアウトした。
初出場初優勝へ向け「1個さらに貯金ができたのが良かった。明日に向けて練習をして帰ります」と笑顔で話した水上。
このまま完全優勝を果たすのか、ルーキー水上に試練の18ホールが待っている。
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