井関剛義は12番でイーグルを奪い、前半を2アンダーパーで折り返し、後半の1番でバーディ。良い流れに乗ったかに思えたがその後、4つのボギーを叩き、73ストロークという結果で第1ラウンドを終えた。「後半、酷かったです。アプローチ、パッティングが悪くて、年齢とともに感覚が合わないですね。2007年の日本アマチュアゴルフ選手権以来このコースで試合しますけど、まだファーストコンタクトが合わないです」と話す通り、下りのパットはインパクトで打ち切れずにほとんど外し、最終ホールでは1メートルのバーディパットを外すなど、グリーン上で苦戦を強いられている。
それでも、1オーバーパーで終えたのは上出来だという。「
今週はダンロップフェニックストーナメントがあるのでそこも気になりつつ、この試合のために大会を抜け出させてもらっているので何とか頑張りたいです」と、今週宮崎で行われている井関の勤め先が主催を務める男子レギュラーツアーを抜け出し、1人下関で戦っている。
「“まだ井関、頑張っているな“、と言ってもらえるようなゴルフをしたい」もちろん宮崎からも多くの声援が届いているはずだ。
井関と同じく1オーバーパーの3位タイでこの日を終えたのは、本選手権6度目の出場となる源野智紀。ピンの手前につけることを意識し、セカンドショットが狙い通りついてくれたのが、この結果に繋がったという。2つのダブルボギーが水を差したが、「今日は本当に100点です。自分の中では前回、前々回と最終ラウンドに進出できても上位にはいけないプレッシャーがありました。今日は思いっきりできた」と大会の雰囲気に飲まれなくなったことで、ようやく本来の実力が出せるようになってきた。「今回の目標は10位以内」と話すが、明日のラウンド後には目標を「優勝」に上方修正しているプレーを期待したい。
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