本選手権初出場となる木部正己がイーブンパーの72で第1ラウンドを終えて2位につけた。
初出場で好スコアを出しただけでなく、「練習ラウンドもやらず、今日初めてコースをまわりました。慎重にやったのが、逆に良かったと思います」と話す通り、今大会の会場である下関ゴルフ倶楽部をプレーするのも今日の第1ラウンドが初めてというから驚きだ。
1番スタートからの3番ホールでグリーンの速さに対応できず、ボギー先行となったが、その後、5番で8メートルのバーディパットを決めると、6番で1メートル、7番では3メートルのパットを沈めて3連続バーディで前半を終えた。
後半に入ると上空を曇が覆い始め、「グリーンの速さが分からず、3パットをしてしまいました」と、出だしから3連続ボギーを喫し、リズムを崩したものの、14番のバーディでイーブンパーに戻した。
今年行われた関東ミッドアマチュアゴルフ選手権では10位という成績を残した。しかし、その大会を優勝したのは木部に3打差で首位につけている豊島豊。「僕は10位、豊島さんは優勝。だいぶ差はありますけど、明日良い位置で終えて豊島さんと最終組で回ってみたいです」と、憧れの豊島と最終ラウンド最終組で優勝争いする為、明日も「謙虚」なゴルフでひた走る。
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