多くの選手がホールアウト後、暫定であるも首位でホールアウトしていた豊島豊のスコアを聞いて愕然とした。
それもその筈、129名の選手が出場した本選手権第1ラウンドでイーブンパー以上のスコアでホールアウトした選手は2名のみ。そして唯一アンダーパーの3アンダーパーでホールアウトしたのは、豊島ただ1人だった。
開口一番、今日はマグレと笑った豊島だが、それだけではこのスコアは出せないだろう。
特にセカンドショットが冴えていたと話す通り、今日1番のハイライトは、12番ホールのパー5（512ヤード）。普段このコースを回っているときはこのホールではフォローの風が吹いていない限り2オンは狙わないとこの
ことだったが、右から吹いているフォローの風を味方に、残り距離215ヤードのセカンドショットをピンの1,5メートルにつけてイーグルを奪った。
普段からゴルフトーナメントの運営など仕事に追われ、練習時間がとれない中でも、8月には関東ミッドアマチュアゴルフ選手権で5度目の優勝を果たし、今回も第1ラウンドから圧倒的な強さを発揮しているのは流石といえる。
連覇と最多優勝記録となる4回目の制覇に向けて、すでに王手をかけたともいえるが、油断は禁物。「3アンダーパーは出来すぎです。ただ、間違いなく良い所にいると思いますし、好きなコースなので頑張りたい」やはり今年もこの男から目が離せない。
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