首位の豊島豊と8打差からの逆転優勝を目指した髙橋雅也だが、あと4打届かず、2位で大会を終えた。
「脅かすことが出来なかった。豊島がトリプルボギーを叩いたホール(4番)も、自分も一緒にボギーを打っているんですよ。そういったところの詰めが甘かったですね」と、自ら逆転のチャンスを潰してしまったことを嘆いた。
それでもこの3日間でベストスコアのイーブンパー。期間中を通してティーショットの調子が良くなかったというが、このスコアでまとめたのは流石だ。
ライバルとして競い合っている豊島が今回4回目の制覇。自身は2回、昨年に続き、また優勝回数の差を広げられた。「豊島には4勝目をいかれましたけど、
次は僕が3勝目をできるように」。悔しさをにじませながらも、最終ホールでは豊島よりピンに近い距離につけた髙橋だったが、先にパットを入れてライバルの優勝パットを残す優しさを見せている。
今年行われた日本シニアオープンゴルフ選手権では48位タイで、ローアマチュアに輝いた。
次の目標は、本大会の成績で出場資格を得た来年の日本アマチュアゴルフ選手権で結果を出すこと。「学生たちの中で、こんなおじさんでもやっているというのを見せていきたい」高橋の活躍が同年代の選手たちの希望になる。
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