先月の日本女子シニアゴルフ選手権を制した近賀博子が、4バーディ・4ボギーのイーブンパー、首位タイの好スタートを切った。
首位タイのスタートではあったが、本選手権が始まるまではショットがうまくいかず悩んでいたという近賀。しかしながら、昨晩ふとイメージが湧いた。そのイメージを朝の練習で実践したところ、これまでのショットと新たなイメージが混在してしまった。不安を抱えながらのスタートではあったが、2番から3連続バーディを奪うなど見事にハマった。
その後、風が強くなったことも影響し、7番からは3連続ボギーを叩くも、その後落ち着いてプレーが出来たのも近賀の経験あってこそ。
「貯金があって良かったみたいな感じです。みんなでナイスショットとか言ったり、組で和やかにプレーできたことが良かったし、雰囲気が良かったですね」
日本女子シニアと日本女子ミッドアマの2冠へ向けグッと近づいた。意識しているかと思いきや、近賀はいたって冷静だ。
「優勝は狙っていないです。結果よりも、みんなで和気あいあいとゴルフを楽しみたいです。あとは、あそこは池に入れないようにとか、結果よりもコースとの戦いです。毎ショットでリズムを考えながらやりたいです」
キーポイントは「リズム」。意識していないと言いつつも、リズムよく最終ラウンドを楽しむことが出来れば、2冠を達成していることだろう。
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