本選手権2度目の出場となった嬉野由は、この日2バーディ・4ボギーの74、通算4オーバーパーでホールアウト。クラブハウスリーダーとして最終組の競技終了を待ったが、惜しくも優勝こそならなかった。「昨日よりショットの調子が良くなかったので、パターでしのぐ感じでした。バーディは2つ取れたんですけど、ボギーがその分多かったので残念でした」
前半、パープレーでまわり迎えたバックナイン。突如優勝争いの重圧がのしかかった。
「後半、良い位置にいるとわかっていたので意識してしまって、自分のリズムで打てていなかったですね。同組の選手やキャディーと楽しくゴルフは出来たんですけど。それでも、首位で後ろの組を待つという、自分にできる限りのことは出来たかなと思います」
堂々の2位ではあるが、満足はしていない。「正直、10位以内を目標にしていたのでそれは達成できてよかったんですけど、ここまで良い感じで戦えたので、せっかくなら優勝したかったなと悔しい気持ちはあります」この悔しさを晴らすのは日本女子ミッドの舞台でしか無い。来年へ向けて嬉野の挑戦が始まる。「まわりの人に感謝することを忘れずに、ゴルフが出来ていることに感謝しながら地道に頑張りたいと思います」
今年の近賀がそうだったように、来年は嬉野が2年越しの優勝を目指す。
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