今年の「JGA杯J-sysゴルフ選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)女子クラス」で初出場初優勝を飾った亀井文予にホールアウト後話を聞いた。
「ただただ、優勝できたことに驚いています。今日はパッティングのタッチが合っていて3パットがなかったことが良かった。ドライバーはあまり良くなかったんですけど、パーを拾う事ができたのでスコアにもつながったと思う」と自身のゴルフを振り返る。
日本オープンや日本女子オープン、日本女子プロゴルフ選手権など日本タイトルをこれまでに実施してきた難関、片山津ゴルフ倶楽部が本選手権の会場だ。
「練習ラウンドを回って、置き所が難しいし、点で置いていかないとダメだなと思いました。ドライバーショット入りやすいところにバンカーがあったりコースもトリッキー。グリーンまわりはバンカーが迫ってきているので本当に難しかったです。バンカーに入れるなら刻んで3オンでもいいと、そういうコースマネジメントで臨んだのが良かったのかもしれません」自己ベストは70ストロークだそうだが、プロも手を焼く片山津ゴルフ倶楽部で78ストローク。これについては本人も満足度は高い。
これまでも、九州女子ミッドアマチュアゴルフ選手権などの競技の出場経験はある亀井。それでも、日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権への出場経験はなく、本番に弱いと亀井本人は言う。そんな亀井が本選手権で優勝することが出来た。インタビューの最後に支えてくれたご主人に感謝を述べた。
「実は私の主人は、佐賀県武雄市でゴルフ工房をやっていて、私のスウィングにあったギアを作ってくれるので主人の力でもあります。ドライバーからパターまで全部です。本当に感謝しています。主人が勝たせてくれたのかな」
一流のクラフトマンでも、その人に合ったクラブを作るのは至難の業だ。亀井の事を理解しているご主人が作るクラブだからこそ、最高のプレーができる。これからも夫婦二人三脚でゴルフを楽しんでもらいたい。
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