2023年度(第30回)日本女子シニアゴルフ選手権が10月26日、兵庫県小野市の小野ゴルフ倶楽部で開幕する。
本選手権は各地区の戦いを勝ち抜いた50歳以上の女子アマチュアゴルファー総勢123名が出場し、2日間36ホール・ストロークプレーで優勝を争う。
舞台となる小野ゴルフ倶楽部は、1961(昭和36)年に廣野ゴルフ倶楽部の姉妹コースとして開場した関西を代表するコースとしてゴルフファンに知られている。設計を手掛けたのは上田治氏。倶楽部の初代理事長である故・乾豊彦氏の「自然の地形を存分に活かし、ブルドーザーの手をできるだけ入れないようにしたい」という要望に基づき、鴨池を中心とした自然美が際立つ
18ホールが展開されている。過去には日本オープンゴルフ選手権(1969年)や関西オープンゴルフ選手権(1975年、2011年)なども開催し、熱戦が繰り広げられた。
昨年大会は近賀博子が通算4オーバーパーで、大会初制覇を果たした。連覇を狙える唯一の存在である近賀が、今週のポイントと考えているのがグリーンだ。アンジュレーションの強さもさることながら、その大きさを警戒している。ホールロケーションによって距離が大きく変化するため、そこにうまく順応する必要があるとのこと。今年の初めからニューアイアンを使用しているが、微妙なコントロール性を重視して以前のモデルに戻して挑むことも画策している。大会連覇に向けてまずは明日の第1ラウンドで好スタートを切りたいところだ。
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