2023年度(第64回)日本女子アマチュアゴルフ選手権は13日、秋田県秋田市の秋田カントリー倶楽部(6,409ヤード・パー72)で152名が出場して開幕する。競技は4日間72ホール・ストロークプレーで行われる。
開催コースの秋田カントリー倶楽部は、1961年に開場し、秋田県内最古のゴルフコースである。松林の丘陵地に27ホールが展開し、海からの風がプレーヤーを悩ませる。過去にはJLPGAツアーの「東北クイーンズ」を1980年から5年間開催された実績がある。ちなみに秋田県内で本選手権が開催されるのは、初めて。どんな試合展開になるのか、楽しみだ。
大会には、昨年優勝の寺岡沙弥香、昨年の全
米女子アマチャンピオンの馬場咲希、世界アマチュアゴルフランキング7位の荒木優奈、同18位の菅楓華、同24位の橋本美月らが出場し、女子アマチュアゴルファー日本一の座を競う。
寺岡は、先週のサントリーレディスで見事にローアマチュアを獲得した。表彰式終了後、兵庫から新幹線で東京まで移動し、さらに夜行バスを経て今朝の7時に秋田駅に到着した。「眠れませんでした」と少し疲労も見せるだが、まだ20歳。そこは若さでカバーする。この日は18ホールの練習ラウンドをこなした。「コースは木が多くて、邪魔になる木がある。大洗ゴルフ倶楽部を思い起こされる。とりあえずグリーンセンターにのせて、2パットを心がける」とコースの印象を語った。「目標は優勝なんですけど、10位以内は絶対。まずは予選を通ったら」と大会史上8人目の連覇を狙う。
また、優勝候補の筆頭と目される馬場は、同じくサントリーレディスから昨日飛行機で移動、会場入りした。コースは「グリーンが硬くて,難しい」と警戒するが、持ち前の飛距離を活かして、「ドライバーを気持ちよく振れるように、4日間頑張りたい」とコース攻略をもくろむ。今年、高校最終学年となる馬場は、「最後の日本女子アマなので、獲りたいタイトルです」と意気込み、昨年の全米女子アマチュアゴルフ選手権に続いて「日米女子アマ」制覇を目指す。達成すれば、服部道子以来2人目の快挙となる。
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