佐沢愛々は、大阪学院大学の1年生。実は、今回が本選手権初出場になる。「高校時代は出場機会がありませんでした。もちろん出場したかった大会ではあったのですが…」
大学に進学して、アプローチショットを中心にした練習を充実させたことで、スコアがまとまり、安定するようになったという。通っている練習場には、10ヤード間隔で看板があり、100ヤード以内の距離を、その看板に当てる練習を続けてきたそうだ。そしてパッティング練習にも時間を割いた。初出場の第1ラウンドは、そうした練習が実を結んだ格好になった。気持ちに落ち着きが出たのは、10番からスタートしての3ホール目(12番)だった。第2打はグリーンに乗ら
ず、寄せもカップまで5メートルほど残してしまった。このピンチを1パットで沈めてパーに切り抜けたことで平常心を取り戻し、続く13番(パー3)では6番アイアンのティーショットを4メートルにつけて初バーディを奪った。17番(パー3)でも5番ウッドでのティーショットを13番と同じような距離に乗せ、これも1パットで決めた。
後半にターンしての1番(パー5)では、ピンまで40ヤードの第3打を30センチにつけてみせた。その後はパーを重ねて迎えた8番(パー3)は9番アイアンで6メートルほどに乗せ、この距離を沈めた。
残念だったのは18ホール目の9番(パー4)。第2打をグリーン右横にはずし、アプローチショットを1.5メートルに寄せたものの「スライスラインと読んではいたのですが、思ったほど切れなくて」カップ左にはずしてしまった。
「確かに、最後は残念なボギーでしたが、ゴルフの内容にも、スコアにも満足しています。目標は、4日間プレーすること。そんな気持ちで大会に臨んだので、驚きの第1日です」。
無欲の好発進ということであろうか。第2ラウンド以降は「流れを作れたとおもうので、その流れに乗って最後まで戦いたいと思います」初出場・佐沢の“4日間”を注目していきたい。
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