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競技報告
【安定したゴルフを続けた飯島早織が通算5アンダーパーに伸ばし首位タイをキープ】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe / Y. Kawatani
第1ラウンドを69でクリアした飯島の第2ラウンドは70。2日連続のアンダーパーでスコアを通算5アンダーパーに伸ばした。これまでの本選手権では、「第1ラウンドから出遅れるパターンが続いていた」という。それが、今大会はうって変わっての好スタートとなった。

ゴルフの内容が安定している。「今日も、昨日と同じようなゴルフでドライバーショット、グリーンを狙うショットともに良好です。爆発的なゴルフというわけではありませんが、なんか淡々とホールを進めているように思うんです。心に波風が立たないというか、穏やかな気持ちでホールを消化することができています」

第2ラウンドは3バーディ・1ボギーだった。こ
の3バーディも前日と同じホールで奪ったもの。ということは、2日続けて同じようなプレーを続けられている証でもあろう。

前週は、JLPGAツアーのサントリーレディスオープンに出場していた。結果は予選落ちだったが、一緒の組でプレーした岩井明愛と鈴木愛の両プロのプレーに刺激を受けたことがある。それは、パッティングだった。「お二人とも上手で、いかにも入りそうなボールの転がりをしているんです。そして、ほとんどショートさせることがないんです。それに比べて私はタッチが弱くて、カップ近くのちょっとした傾斜で切れてしまうことが多い。だから、日本女子アマでは、もうちょっと強めにヒットしてカップをオーバーさせるぐらいの強さで狙っていきたいと思いました」。

それが、2日間で8バーディ奪取につながってはいるのだろうが、やり切れてはいない。飯島が気にしているのは、そこのところである。「パーオン率の高いゴルフは出来ているので、あまりボギーになる心配をせずにプレーを続けられているのはうれしい流れではあるんですけど、パットを決め切れていないのだけが不満です。そこだけ調整して残り2日間に臨みます」。

関東女子ゴルフ選手権優勝に続いて、さらにステージの大きな日本女子アマチュアゴルフ選手権も制すれば…。プロテストはファイナルでの一発勝負に臨む権利が与えられる。「私は、一次からでもいいんですけど両親は経済的な面で喜んでくれると思います」。
後半の2日間には、それやこれやの思惑も絡んでくる。

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