2023年度(第64回)日本女子アマチュアゴルフ選手権第3ラウンドは15日、秋田県秋田市の秋田カントリー倶楽部(6,409ヤード・パー72)で、63人の選手が出場して行われた。朝のうちに降っていた小雨も最終組がスタートするころには降り止んだムービングデー。しかし、上位陣はスコアメイクに苦しめられる1日となった。
最終組で回った藤本愛菜(ミッションバレーGC)、飯島早織(扶桑CC)、外園華蓮(グリーンランドリゾートGC)の3人は、いずれも通算3アンダーパーでホールアウト。3人が首位に並んだ。首位でスタートした飯島、外園の2人が揃って、74とスコアを崩す中、藤本だけが4バーディ・1ボギー・1
ダブルボギーの1アンダーパー71をマーク。藤本は9番ホールで第2打をグリーン右手前にある木に当て、さらに3打目も木に当てるミス。このホールをダブルボギーとしてしまった。それでも1.5メートルのパットを沈められたことで、後半の3バーディ・ボギーフリーのゴルフにつなげることができた。目標はもちろん優勝だが「まずは楽しむこと」を掲げる。
現在、沖学園高校2年生で、昨年の九州女子選手権のチャンピオンの藤本。飯島は今年の関東女子ゴルフ選手権覇者。そして、外園は2019年日本ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部を制している。全国タイトル初戴冠を狙う2人と2度目のナショナルチャンピオンを目指す最終組の3人。首位グループと1打差の4位タイに森村美優(日本パブリック協会)と横山珠々奈(那須小川GC)、さらに1打差の通算1アンダーパーには2022年JGAナショナルチームに名を連ねた稲垣那奈子(伊香保国際CC)と実力者が続く。
大混戦で迎える明日の第4ラウンドで有終の美を飾るのは誰になるか。
なお、馬場咲希(代々木高校)は通算4オーバーパーで31位タイ、ディフェンディングチャンピオンの寺岡沙弥香(ナパラG一本松C)は通算7オーバーパーの45位タイで明日の最終ラウンドを迎える。
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