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競技報告
【パッティングが復調の長澤愛羅が7位タイに浮上】
第3日 競技報告:小関洋一 写真:Y.Watanabe / Y. Kawatani
TEAM KGAジュニアのメンバーで、昨年の日本ジュニア選手権(女子12歳~14歳の部)優勝の長澤愛羅(ルネサンス高校 1年)が5バーディ・2ボギーの3アンダーパー69をマーク。首位と3打差の通算イーブンパー7位タイと、明日は優勝を狙えるポジションまで順位を上がった。

第3ラウンドはトップと8打差でスタート。「アンダーパーで回ること」を目標に、10番ティーからトップの第12組でプレーを開始した。直後の10番、11番で連続バーディを奪取。
昨日までとの違いは?と聞くと、「パットです。昨日までは大事な、ここは入れたいと思うパットが入らなかったんですけど、今日は比較的良く入ってくれました」と
穏やかな笑顔を見せる。このところショットは安定。スコアはパット次第のゴルフが続いている。そうした状況のためか、この選手権はもともと10位以内を目標に臨んだ。
先の目標はプロ入りだが、そこに至るアプローチは一段一段、確かな道のりを描いている。
「今の成績は関係ない。すぐに大きなタイトルを獲りたいという考えはありません。無理するとケガをしますから」。

昨年は、周囲の選手に比べ飛距離に劣るという弱点を実感。当時220ヤード程度だったドライバーショットを今年は240ヤードまで伸ばした。取り組んだのは、「本格的な筋力トレーニングはまだやってなくて、ご飯をいっぱい食べて体重を増やし、あとはランニングです」と照れ笑い。しかし、その効果でスウィングの軸が安定し、飛距離の伸びにつながった。次に考えているのはインナーマッスルが中心で、飛距離を伸ばすための本格的なトレーニングは、もう少し先に置いている。

キャリアの目標は、プロテストの1次・2次が免除され、最終プロテストからの受験資格が得られるナショナルチーム入りだと言う。そのためにはJGAアマチュアランキングのポイント対象競技の関東ジュニア、日本ジュニアで好成績を挙げたいと胸の内を語る。
語られるのは「夢」ではなく、確かな「目標」なのだ。思考が大人だ。
「うーん、たまーにそう言われることがあります」。
そんな落ち着きを見せる高校1年生の長澤が、明日はどんな結果を残すのだろう。楽しみでならない。
 

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