中野麟太朗、杉浦悠太についで3打差の3位につけたのが津田浩平だ。67で通算10アンダーパーである。津田は、今日のゴルフを振り返って「7、80点」だと言った。悔いが残るひとつとして、雷雨で2時間弱の中断のあとのバーディパットを逃したことだ。「僕は中断して、15 番のバーディパットからだったんですが、ちょっと下りの 4 メートルくらいのフックラインのパットで、打ち過ぎてしまって1 メートルくらいオーバーしました。パーパットをなんとか入れてパーという感じだったので、時間が空いてしまった分ちょっとぼやけているというか、キャディーバッグとかも 15番のグリーン付近にあって練習出来ずにいきました。そこは今
後の反省というか、仕方ないことなんですが……でも、それを自分でどうやって精神面的にコントロールしていくかが大事になってくると思うので、感覚と、気持ちの面で影響は出ましたね」と語った。
さらに津田は「今日のラウンドは、まずティーショットが安定していました。ラフに行くことが 2回くらいだったので、結構簡単な状態でセカンドを狙えて、チャンスを多く作れました。ショートホールのティーショットも良くて、2メートルくらいについていたので、そこでチャンスを作れました。ですが、自分的にはあともう2つくらいいけそうな感じはあって、パッティングの調子があまり良くないので、打ちきれなかったリでした。自分の感触では67というよりは、70 くらいの感覚です。ボールをちゃんとコントロールできる場所、簡単な場所に置けているというのが、多分安定している秘訣だと思います」と自己分析もしてくれた。
3打差で最終ラウンドを迎えることになる。その点について津田は「あとはライン読みと、チャンスでちゃんと決められると、もっと楽にゴルフを展開できると思います。今日もティーショットをラフに入れたホールは、やっぱり短いバーディパットを外して次のホールに行く感じだったので、そこはちょっと反省点かなと思います。明日はホールロケーションも傾斜のところだったり、ふってくるということが予想出来るので、とりあえず自分のゴルフと言いますか。焦らず、ゆっくりやっていきます。残り5ホールくらいが勝負になるのかなという感じなので、今までやってきたことを思い出しながら。僕の中の敵は常に自分なので、自分としっかり向き合ってゴルフしていこうと思います」と現状把握と分析力が確かな選手である。
最後の5ホールが勝負の分水嶺になると読んだ津田が、どういう展開を見せてくれるか期待したい。
|