1打足りずにプレーオフに加われなかったディフェンディングチャンピオンの岡田晃平。この日、前半で4バーディ・1ボギー。後半も3バーディを奪いトップを肉迫したけれど、通算14アンダーパーで、1打足りずに3位となった。岡田は「ミスばかり」が散逸して「それをなんとか凌ぎながら、ミスしてもリカバリーを駆使してまとめあげたというゴルフでした。まあ、第1ラウンドからなんですけど、どうしても、気持ちよく振れなかったというのが、悔いが残りますね。もう1ラウンド、練習ラウンドができていれば、という“タラレバ”がありますけど、それも含めての競技ですから仕方ありません」と語った。
岡田は、どうしても大学ゴルフ部
のスケジュール上、1日しか練習ラウンドができない日程になってしまったのだ。「それも団体行動ですから仕方ないんですけど、苦手コースに慣れてきて、あと1ラウンドあればとも思ってしまいます。実際、練習ラウンド1回、第1ラウンドの1回、つまり2ラウンド目でわかったこと、気がついたことがたくさんありましたからね」この日、2番でボギーのあと、3、5、7、8番とバーディ。後半も、11、12、16番とバーディ。16番(パー5)は、2オンして下り5メートルのイーグルパットを逃してのバーディだった。18番、最終ホールで、4メートルのバーディパット。難しいラインだった。それが微かに外れてのパー。
そんな中でも、岡田は、後悔をする感じではない。しっかりといまの自分ができる範囲内でやりきった、という感覚が多い。「ほんとに、この日本アマでの戦いは、いい経験になりました」と語った。2016年以来、トータルで6回出場している。現在、東北福祉大ゴルフ部4年生。今年の晩秋にはQTに挑戦するという。連覇は逃したけれど、岡田晃平の行く手に期待したい。
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